Zephyr Cradle Diary


2022.11.08 (Tue)

[Game] そろそろインフィニティソウルズの話をしよう(追記:サ終しました)

そろそろこのゲームの話をしておきたい。

インフィニティソウルズは、「魔法少女リリカルなのは」を作ったセブンアークスや都築真紀氏らが手がける新作ゲーム、まあソシャゲだ。6月くらいにサービスが始まってそろそろ半年経とうかという感じ。

自分はなのは作品が好きなのでスタッフを見てから楽しみにしていた。いやスタッフを除いても、制服にコート羽織って刀ぶんぶんするJKとか何それ大好きーって感じだったのでビジュアル的にもイチコロであった。中二病は患うと治りませんのでね。

これでもサービス開始以来ずっと細々と続けている。現在実装されているステージはハード10-EX(現状の最高難易度ステージ?)を除いてクリアしていて、支部対抗戦(PvP)もプラチナランクまで上がってる。だいぶ頑張ってプレイしているほうだと思う。

完全新作なので、世界観やキャラクターは勿論なのは達とは全く関係がない……はずだったんだが、先日のアップデートで遂になのはが登場してしまった。なんてこった。これは後述する。

ゲームとしては可もなく不可もなく、普通のソシャゲ。育成周りは9割がたプリンセスコネクトRe:Dive! なので割愛する。ここまで堂々とそのまんまだとこの一言で説明出来るから便利ですね。

一方で戦闘はというと、セミオートではあるもののターン制バトルになっている。まあ基本は眺めているだけでいいというやつ。スキップチケットもあるので☆3クリアしたステージは完全スキップできる。最初からスキチケがあるのは偉いぞ。

いちおう、多少の戦略性もある。ステージで規定された数パーティーを編成して挑んで、任意のタイミングでパーティーを入れ替えられるというシステムなので、敵のWaveにあわせて物理系や魔法系パーティーを変えたり、HPが減ってきたら別パーティーに変えておくとか。強いボスはちゃんと入れ替えないと結構キツいので、まあ悪くないシステムだと思う。

パーティー編成に際して、一番の肝はブロック値。この値が大きいキャラほど敵に狙われやすい=つまりタンク役なので、ブロック値の高いキャラをどう編成して如何に回復するかor死ぬ前に全滅させるか……っていうのを考えていくのが基本戦術になる。

まあこのブロック値はTipsとかで説明されないんで最近まで知らなかったんですがね。

PvEのノーマルステージは概ね3Waveくらいで、ハードステージは1Waveで終わる。ハードのほうがサクサク進むが普通に敵が強いので、流石に初見は放置じゃ☆3クリアは出来ないことが多いかなあ……って感じ。レベルデザインは悪くない気がする。

一方でPvP(プリコネRのアリーナと同じ。英語表記でも堂々とArenaと書いてある)のほうは、互いに1PTなので基本的には如何に早く全体奥義を撃てるかみたいなバランスになってる。物理キャラなら水着さつき、魔法キャラならなのはが奥義ぶっぱできれば大体終わるんだが、それまで互いのタンクがどこまで持ちこたえられ、かつどっちが先に撃てるか……というバランス感。タンク役に物理と魔法どっち置いてるか見て殴りにいくって感じ。アタッカーを落とせないと負ける。

プリコネRと違って、キャラを見ただけでは物理パか魔法パかが見分けられないというのはちょっと面白い(キャラの武器を付け替えられ、物理/魔法のタイプが変わるキャラが割といる)。

ところでこのゲーム、UIが非常に大味(オブラートに包んだ表現)だ。

まずところどころUIにある漢字が怪しい。中華フォントでは? という文字がUIにたびたび出てくる(上のスクショで言うと「特別訓練」の「練」の字など)。まあ外注なんだろうなというのは分かるんだけど、もうちょっとこう、なんというか。

あとUIの反応や画面遷移が非常にシンプルというか味気ないというかって感じというか、同人ゲームっぽいとでも言えばいいだろうか……。なんか「こういう感じでも企業からゲームを出してもいいんだな」っていう勇気をもらえる感じがする。ただそのお陰でプリコネRよりも画面遷移がサクサクな点は大変嬉しい(プリコネが凝りすぎ)。

そして、ゲーム中のフリーズやアプリ終了がそこそこある。当初よりは減ってきた印象があるけど、それでもまだだいぶある。昔のウマ娘くらいある。もうちょいなんとかならんものか……とは思う。

世界観やストーリー、キャラクターは大変自分好み。

世界観としてはいわゆるサイバーパンクか。全ての人類が脳内チップでネットワーク接続できる日本における、未知の存在<ホロウ>によるネット犯罪事件に対応していく話が基軸だ。主人公(男女選べます!!)はその対策支部C.I.Gの司令として、キャラたちと共に戦っていく。なのは的に言えば、管理局みたいなもんか。まーたそういう話か。いいんですよ好きなので。

だいたいの仲間キャラたちは過去に司令(主人公)が救った子だったり、ストーリー中で救った子なので、概ねみんな主人公を慕ってくれている。いわゆる暴力キャラとか変な子が居ない! なのはシリーズも大体そういうキャラ居ないからね。やはりライターが同じなだけあって雰囲気はかなり似ているので安心できる。

その割に仲間になるのはだいたい高校生、中学生、小学生、警察AI(イケメンか美少女)、警察犬(犬耳ロリ)なので、イイと思います。だいたいの子はネトゲで遊んでたというキャラ特性のままバトルするので刀やら槍やら銃やら振るう。いいなフルダイブ世界。早くこういう時代来い。

メインストーリー2種のうち司令自身を主人公としたCIG編では、支部の仲間たちが増えていく話が繰り広げられるのだけど、まあまあ東田姉妹の話がやっぱり大変良いのでいいですね。妹の朱葉が仲間に加わるまでの話はすごく好き。朱葉は推せる。さつきも好き。早くマリ姉の話もやってくれ。

そろそろなのはの話をしよう。先月のアプデで、ついになのはが実装された。本家本元による、なのは本人が来てしまった。

恐ろしいのはこれがコラボと銘打たれていないという点。PVやらお知らせやらを読んでも、どこにも「なのはコラボ」という文字列がない。ということはこれはコラボではない。ゲストでもない。

実装されて蓋を開けてみれば、新たに追加されたメインストーリー編ではなのはが堂々と主人公を張っているし、ガチャに来たなのはもピックアップ期間後は普通に恒常入りした。令和になって、まさか本家本元による公式の新規なのはコンテンツが明後日の方向から降ってくるとか、そんなことある???

しかも話としてはレイハことレイジングハートとの出逢いの話からやるので、完全に別世界線かつ別時間軸としての実装だ。あとレイハさん普通に日本語だし。まあノベルゲースタイルになったらそりゃそうかって感じだけども(とはいえボイスも日本語なのはまだ違和感がある)。

なお、現状実装されているメインストーリーを読むとフェイトちゃんとアリシアが次に出てくることが匂わされていることからも、このなのは達は「なのはINNOCENT」世界からの来訪と思われる。PVにははやても居るのではやて達も来るのであろう。

ねえこれホントにコラボじゃないの? マジなの??

……とはいえ、ここまで自分はこのCIGという部隊の司令が主人公であるとしてプレイしてきたので、正直ちょっと複雑な気持ちもある。勿論、CIGのお話が継続されていくっぽいのではあるが、CIGの仲間達が好きになってきたところだったので、なのは達のような<渡航者>に話の本筋を持っていかれてしまうと寂しい想いもある。自分はあくまでも「インフィニティソウルズ」というゲームをやっている……はずだ。

この先はどんな塩梅で話が進んでいくのか期待と不安が入り交じりつつも、まあしばらくはまだこのゲームをちまちまとやっていきたいと思う。大事な大事な、なのはへのお布施先だしね。

しかし、こうなるとDOG DAYSも来るよな……。警察犬の子らはDOG DAYSオマージュだと高をくくっていたが、この調子だと同じように実装されてもおかしくない。これを機に履修しておくべきか……。

追記:まさかこの記事を書いた2週間後にサービス終了が発表されるとは思ってもみなかったよ!!