Zephyr Cradle Diary


2018.01.08 (Mon)

[Game][音楽] 2017年音楽まとめ(聴いたほう)

ゲー音サントラ系のおはなし。今年もそれなりに買いはしたのですが、ゲームやらなんやらにかまけていたせいでほとんどまだ聴けていないのが非常に情けない話で……。そういうわけで今年の目標は、それら積みサントラをちゃんと聴いていくということになるのですが、なんだよ積みサントラって。

https://www.amazon.co.jp/dp/B01N3XY01X

先のゲームまとめにも書きましたが、個人的2017年ベストサントラはBLUE REFLECTIONのサントラ。間違いなく2017年で一番聴いた。自分この手のトランス系?って作る側はとんと疎いのですが、聴くのは好きなんですよね。特にブルリフの曲はトランスにさらにバイオリン、チェロ、ピアノが生演奏で入ってくるのがズルいズルい。ゲームの空気感とも合っているというのが勿論一番大きいのですが、自分が音楽で一番やりたいことが全部入ってるので、そりゃもう聴いちゃいますよという話。

ブルリフの楽曲は公式サイトでも数曲聴けるので是非聴いて欲しい。「メインテーマ」の空気感は最高だし、通常戦闘曲である「OVERDOSE」なんか、マジでこれで戦闘するのかよってくらいにテンション上がるしずっと聴いていられるのが不思議なくらい。最高のサウンドでしたよ本当に。

https://www.amazon.co.jp/dp/B074PVGRSW

次点ではアナザーエデンのサントラ。がっつりとしたアイリッシュサウンドもありつつ、熱いバトルサウンドも備えている名盤。ただやはりゲームの内容もそうだけど、サウンドでも明らかにクロノトリガーを意識しまくってオマージュの域を出ているだろというサウンドがあるのが個人的にはちょっと、というところ(時の最果てとかマールのテーマ的なやつ)。意識するのは良いけど、そんな過去の栄光にすがってないで、もっとオリジナリティを押し出して欲しかったなあ。

http://www.procyon-studio.co.jp/special/anothereden/

ちなみにアナデンで好きな曲は「Brilliant Streamer」「Paradoxical Dreamers」「死のきざはしにて」「Decent Destructors」「星を継ぐもの」あたり。全部Disc2じゃーん。まあ当たり前ではありますが、後半のほうが好きな曲が多かったんですよね。

https://www.amazon.co.jp/dp/B01N7TGP1L

書くまでもないのですがNieR:Automataのサントラも素晴らしかったです。NieRシリーズはもはや今更語るまでもないだろうというところですが、相変わらずのSFファンタジーながらもサウンドはガチのファンタジーなところがやはりこのゲームの空気感や物語を形作っているんだなあと思う次第です。その流れからの「Weight of the World」は、本当に良いですよなあ……。あと8bitのHACKING TRACKSも最高。

http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/nier/automata/

引き続き、良いサントラがあったらちゃんと書いていきたいですね。まずは未開封のやつを粛々と聴いていくところからなのですが……!

[音楽] 2017年音楽まとめ(作ったほう)

CDを作ってない上に、Web上でも何も新規に公開していなかったかもしれない……と思いながらSoundCloudなどを漁ってみたりするが、公開してないこともなかったですね。

オンライン活動:

  • [FF7] 星の涙:IsamiさんのFF7アレンジ「STARGAZER」収録
  • [FF14] Against the Milky Way:2016年作のFF14コンピ「Life of Ishgard」収録

めっきりと減ってしまったオンライン公開は、なんとまあ2曲。しかもよく考えたらどっちも2017年に打ち込んでいない気がする。なんてこたい。これはDTM離れとでも言うべき事態というか……。なんか今やったらこれもしかしてまともに打ち込みとか出来ないのでは? っていう気すらする。DTM? ウッ、頭が……。

オフライン活動(オーケストラ・アンサンブルアレンジ&譜面作成):

……とまあご覧の通り、オフライン活動の比重がだいぶ高くなっていました。音大を出ているわけでも本職でもない同人音楽畑の人間が、アマチュア団体とはいえこうして生演奏の譜面を作る機会を与えて頂いているのは、本当に有り難い限りです。もちろん本職の方々から見たらまだまだ荒っぽい編曲でしょうけども、こうして奏者の方々に楽しんでもらえ、聴きに来た方々にも満足してもらえている(と思っている)のはそれだけで嬉しいものです。ファンが作り上げる暖かみのあるコンサートの一端を担うことが出来るというのは、ファン冥利に尽きますね(自分も原作ファンなわけですしネ)。

前にも書いたような気がするのですが、この手のアマチュア団体のオケって、無料公演なんです。というのは勿論版元に演奏可否確認いただく手前そうせざるを得ないという暗黙の理由があるのですが*1、そうなると誰が演奏会費(本番の会場代や楽器レンタル代や練習の会場代などなど……)を払っているのかというと、団の奏者たち自身なのですよね。そうまでして演奏をしたい、演奏会を開いて聴き手の方々と思いを共有したい、というのは本当に凄い熱量だなと思うのです。

その前提があるので、編曲を任される人間としては「一番のお客さん=奏者の方々」なんですよね。奏者を満足させると一口に言っても色々あって、自分はまだまだ荒いなあと思ってはいますが、編曲のバランスが良いということだけではなく、譜面(浄書)が綺麗で読みやすいことだったり、譜めくりしやすかったり、聴き手がそれを聴いたときにぐっとくるだろうなと思わせられるような譜面になっているだろうかとか、弾き甲斐があるかどうかとか、他にも沢山あるだろうなと思っています。普段DTMで打ち込みをするのとは全く違った神経を使うので、楽しくもあり難しくもある、というところですねえ。

閑話休題。なんだか長々と語ってしまいましたが。

この先もいくつかの機会をいただけているので、今年やその先にもまた何らかの告知が出来ると思います。そのときには是非とも聴きに来て下さるととても嬉しいです。自分は関係者席で偉そうな顔して座っているか、あるいは舞台上で何か打楽器を叩いているかもしれません。たぶんほとんど前者だと思いますけどネ!*2

*1 アマチュア団体が公式から許可を貰いつつ有料公演をやろうとすると果てしなくハードルが高いでしょうねえ。理由はお察し。

*2 自分もファンの一人なので、やっぱり客席側で聴きたいんですよー、と言い張る。

[音楽] 2018年の音楽活動予定

話を戻すと、M3-2018春は参加予定です。

いやあ、前回は単純に「応募し忘れる」などという失態をしでかしたので、今回はちゃんと応募しましたとも! 落選していなければ、新譜のアレンジミニアルバムが出ていると思います。

新譜タイトルはすでに仮で決めていて、「Grand Order」です。まあ前からアレンジしたかった曲がいくつかあるので、それを収録したいなと。例によってWebでも公開して、M3に来られない方でもお楽しみいただけるようにはしたいなーと思っています。

ちなみにすごーく余談ですが、うちのCDタイトル、実はアルファベット順になっています。ただ「企画した順」に付けてるので、一部前後しているものがあるんですけどね*1。それもあって次は「G」なので、じゃあこの機会にこのタイトルを付けてしまうしかなかろう、という理由もあったりしての次の新譜になります。こじつけじゃないよ! 10年以上前からちゃんと考えて付けてるんですよ実は!

*1 ChronostalgiaがBifrostの後に出るはずだったんですが、CD企画が固まらないうちにZephyr Violinシリーズが先に出てしまいました。Zephyr Violinシリーズが実は「Dice」という仮タイトルが元々付いていたので、本来はこっちがDにあたる作品なのでした。