Zephyr Cradle Diary


2011.01.30 (Sun)

[音楽] Celestia8で目指したもの

「pixivファンタジア」です。

これで判る人には判るかと思いますが、一応捕捉。pixivファンタジアというのは、イラスト投稿SNS「pixiv」(要登録)で不定期に行われてるユーザー主導型の企画のひとつで、arohaJさんという方が発起人になっている企画です。pixivで投稿された画像には「タグ」が付けられるのですが、そのタグと同じタグがついたイラストは一括で全部見ることができます。それを利用した企画で、あるテーマに沿ったイラストをみんなで書きあって見せっこして、んで更にそこからまた物語を広げていこうじゃないか、というのがpixivファンタジアの流れです。しかもこの企画は無期限ではなく、ある決められた期間にのみ企画が催される。その期間中は、イラストレーターが随時書き上げたキャラなどのイラストをバシバシとあげまくる。んでみんなが見て楽しむ。

この、投稿者と閲覧者がWin-Winになる関係こそが、Celestia8で目指した仕組みでした。

pixivファンタジアを完全になぞるわけではない(そもそも音系にそんな大規模なSNSなんてない)ので、フィールドはネット全体。どこまで宣伝出来るかは未知数だったんですが、それでも、過去にCelestiaに参加して下さった方もいますし、親しいDTMerの方々も居るし、Twitterもあるしで、ある程度の宣伝は見込めていました。あとは期間開催にすることで「人の目に付く期間をより長くする」というのをpixivの企画モノをヒントに、今回から導入しました。

どうしてここまでしてpixivファンタジアの企画にこだわるのかというと、どうにもこうにも自分も楽しかったからです。

pixivファンタジアIII開催中、しょっちゅう色んな素敵なイラストを見ることが出来た。色んな人の色んな絵を見ることができた。あのみんなで盛り上げていこうという感じは、イラストなぞ投稿をしない自分でもそそるものがありました。毎日pixivを開くのが楽しかったです。かく言う自分も、Terragenを使って作ったCGを投稿したりはしました。(ちなみに今現在も、pixivファンタジアVが開催中です

pixivにある企画はもちろんそれだけではないのですが、どの企画も「見て楽しい」「描いて楽しい」という、完全にユーザー主導の素敵な企画だったんですよね。誰のためか、俺のためであれ俺らのためだ! 俺得上等! という。あの空気感をそっくり、それこそ音系に「アレンジ」して引っ張ってきたかったというのが、今回のCelestia8で目指した空気でした。

思わず混ざりたくなるような、それこそ「お祭り」のような空気感。それこそが、Celestia8の目指す雰囲気でした。

……とまあ、ここまで昨年の夏ぐらいに実はもう自分の中で決まっていて、あとはどう演出すればいいのかってことをただひたすら、脳内シミュレートで試行錯誤を繰り返していました。といってもアウトプットされた主催の行動は大したものではなく、これまでどおり「投稿を待って受け付ける」だけだったんですけどね。それでもとにかく率先してやらなきゃならない一つの行動は「初日に一曲落としておく」ではありました。結果として6時間で一曲作り上げたのがあの「予感」だったというわけでした。主催自らが祭の中で踊らにゃならんとは思っておりましたので。

多くの方に参加して貰えてもう大満足です。参加者の方もリスナーの方もみんなみんな、一緒になって輪になって踊れたらいいんじゃよ。オクラホマミキサーでも踊ったらええんよ。ホント、それだけの思いでした。というかCelestiaは初回からずっと、その思いを貫き通してきて、今回やっと、一つの形になったかなあと思う次第であります。こんな行き当たりばったりな企画でしたが、ホント多くの方にご協力いただいて、感無量でございました。

やっぱり、イベントは楽しいなあ。自分一人で楽しんで居るのもいいけど、たまにはみんなで同じ音楽を聴き合いながら「そこいいよな!」「あれも良くね!?」とか語らいたいじゃないですか。ホント、それだけで満足です。

スクエニさん愛してる。Yeah.

■訂正。現在開催中のピクファンは4じゃなく5でした。