Zephyr Cradle Diary


2017.10.02 (Mon)

[音楽] 財宝は語る ~ほしTアフター~

指揮者様がこんなこと言っていましたが、でも本当にそれなんですよね。

人生ってよくわからないというか、何がきっかけで何が起こってどうこの先転がっていくかなんて、そんときは本当に分からないなあとまじまじと思いました。

今回の星の調べ×テンプルナイツ交響楽団の幕間演奏としてサプライズで、ゲーム中のサウンドノベルBGMメドレーをアレンジさせていただきました。タイトルは「財宝は語る」(ほしらべ団長の蘭星さんによる命名)。ギリギリの譜面完成にも関わらず素敵な演奏、白熱のMC、そして聴いてくださった皆さんの反応を見てとても満たされました。

実のところ、この編曲をしている最中は「8年越しの想いの実現」だなんてこれっぽっちも思っていなかったです。演奏中もまったく思わなくて、演奏会の2日後くらいに「そーいえば8年前、これが聴きたくて感想を書き殴ったんだったよなあ」なんてしみじみ思ったんですよね。実はここに当時の感想がまだ残っているという恥ずかしさ。日記のログって怖い。今読むと恥ずかしさしかなくてヤバい。若い*1

その瞬間においては完全に手探りで、自分が良いと思ったことをやるしかなくて。それがゴミになるか財宝になるかなんて数年経って分かるか、あるいは最期まで実感すら伴わなかったりするんだよなと、ふと思ったりしたのでした。

ただそれでも今の自分にとって確定的なことは、あの時聞いたほしらべは自分にとって間違いなく財宝だったのだろう、ということです。

……数年経ってこのログを読み返したら、また悶絶してるんだろうね!

*1 まあ実際のところは、この当時の感想日記を読んだ蘭星さんが連絡をくれたお陰で、その次の第3回ほしらべに関わることが出来、今の自分があるので、ヤバいとか恥ずかしいとか抜きにこれがすべてのはじまりだった、というわけなんですけどね。