Zephyr Cradle Diary


2011.07.07 (Thu)

[Game][音楽][写真] 聖剣伝説音楽大全曲のオーケストラ収録を見に行ってきました!

というわけで昨日の日記で宣言したとおり、聖剣のフルオケ収録を見に行ってきました。場所は(もう公開してもおkよね)かつしかシンフォニーヒルズにて。初めて京成線とか乗ったわ……!

とにもかくにも暑かった。世の中どこもかしこも節電なので、会場も暑い暑い。待ってるだけで汗が噴き出るような感じ。時間になって取り敢えずホワイエには通してもらったもののやっぱり暑い。扇子が手放せない感じだった。奏者やスタッフの方々お疲れさまです。

取り敢えず暑いので、ホール内で座って待ってて良いとのことで通される。中は涼しくて最高。うだるような暑さがウソのように感じつつ、ステージにはまだほとんど人はおらず。待ってるとちらほらと人が集まり始める感じで。

それにしても天井の高いホールだった。演劇用なのかなあ。奥行きはあまりない感じのホールなので、録音にはうってつけなんだろうとは感じた。

スタッフのおねいさん(綺麗な人だった)から説明を受ける限りでは、指示があるまでは適当に過ごしててよく、また写真撮影OK、ツイート歓迎とのことで、だいぶオープンな感じだった。というかまあ応募の際にTwitterアカウント聞かれたし、我々はそのために呼ばれたんだろうなと思う。人選もきっと完全な抽選ではなく、聖剣に対する想いを書いた文面とか、Twitterの影響力・発言力とかもある程度加味されてるんだろうなーと思った。

それはそれとして、早めに来てたフルートの方がひとり黙々と練習してたんですが、そのメロディがどう聞いても子午線の祀り(聖剣2)で、我々は自然と歓喜。もうなんかみんなニヤニヤしちゃってうへへって感じだった。その後ゾクゾクと奏者の方々が集まってきて、バイオリンやホルンの人も子午線吹いてて「ああやっぱあの曲は再確認しないといけないほど難曲なんだなあ」と改めて実感させられたり。

自分がパーカッションなんで気になるのはパーカス陣。基本的なとこは揃っていて、チャイムがあったりシロフォンがあったりは聖剣ならではだよなーと思いつつ。スナッピーの張られたカホンのような音の出る打楽器とか、コンガよりも張りのある音が出るこれまたカホンのような楽器とか、金属棒の周りに鈴が付いたような楽器とかが使われてた。あのあたりの民族楽器はなんて言うんだろうなあ。残念ながらうちには判らなかった。

ここらで一旦またホワイエへ移動して、作曲者陣とご対面。

下村さんが「なんで私が先頭なのよ」とか言いながらお三方が登場。下村さん、菊田さん、イトケンさん。んで軽く挨拶のあった後、取り敢えず一人ずつサインでもしてもらいながら適当にしゃべって回しますかーみたいな流れに。みんな思い思いに色んな事を喋ったり聞いたりしたりしながらまわってた。

うんまあ、うちはサイン会なんてそんな時間ないだろーって思ってたので、何も持ってませんでしたよ! 苦肉の策で結局、何に使うか判らないけど鞄に忍ばせてたiPad2の背面に書いてもらうことにした。最初は渋ったんだけど、他にもiPadに書いてもらってる先駆者が居たので便乗便乗。

うちがサインしてもらうときに喋った内容。イトケンさんとは、先日のツイキャスで弾いてたFor フルーツバスケットのお話とか。何処で高屋さんと知り合ったのかーとか(Twitterらしい)から始まって、ジャンルを超えてクリエイター同士が交流できるのは良い時代ですよねーみたいな話をした。菊田さんとは、TAMさんが共通の知り合いなのは知ってたので名前を出させてもらってそっち系の話を。「そういう繋がりで飲む機会があるといいですねー」みたいな流れ。下村さんはiPadちょーだい! と言って持ってかれそうになったりしながら、ドミナ大好きです世界で一番愛してますアピールしてきた。ストリートファイター時代からお世話になってますとか。何食べたらあんなバリエーションのある曲書けるんですかって聞いたら「お好み焼きとたこ焼きと、回る寿司屋の回らない寿司」って言われた。うち、関西人になるわ。

ちなみにこのとき、ホワイエがやっぱり暑かったのでスタッフの方々が一生懸命仰いでました。段ボールで。不釣り合いで良いわホント。

そして集合写真をばしゃばしゃ撮られた。ていうかファミ通の人にも集合写真撮られたので、きっとどっかで記事に載るのかもしれない。Web版なのか雑誌版なのかはまだ判らんけども。

というわけでうちのiPad2は、こんなんなりました。

寄せ書きかよってゆー。取り敢えず帰りに背面カバー買ったので、これでもう消えることはないはず。しかし同時に売れなくなった……! まあ気にしたら負けであります。

そんな感じで気を取り直して、再びホールへイン。するとみなさん演奏態勢に入ってて、思いっきり練習してました。そしてどこからどう聞いてもレジェマナな曲が……!

やっぱみなさん揃うと凄い迫力で。私服に身を包んではいるものの皆さんきっとプロ。恐らく今日が初合奏という感じの雰囲気だったのだけれど、一発でこれだけ揃うってのはやっぱりプロなんだろうなあと悟った(前に消防音楽隊の初合奏を見に行ったことがあるけれどやっぱりそんな感じだった)。どこの楽団なのかは結局判らなかったけど、いずれ判ることでしょう。

途中で奏者の方々にスタッフさんが「この曲は1991年から続くゲーム音楽なので、大切に弾いてあげて下さい」みたいなことを説明したり、作曲者とプロデューサー紹介とかしてた。うんまあ石井さん(聖剣の生みの親)とか田中さん(聖剣2とか3のひと)とか河津さん(LOMとあとサガのひと)とかも居たっていう。みんな初めて見た。河津さんは白髪のダンディだった。

映像撮影部隊は2~4台くらいあった。これがDVDになるのね! って思うと感慨深い。そういえばサインしてもらってる最中もビデオがまわってた気がするがあれはまあ収録されないよな、ははは。

演奏披露してくれたメドレーは、ホントにメドレー。どちらかというと各作品の曲をモチーフにかなり崩してくっつけた感じのメドレーだった。聖剣1のOPに始まり、聖剣3のDecision Bellを8小節くらい挟んで聖剣2の子午線。聖剣を求めてから聖剣4、CoM、HoMに流れて、LoMからはまさかの焔城。そういうチョイスで来たか! というところ。まあドミナはdramaticaでやったしね、無理だと思ってたさ……! 随所に出てくるのが聖剣1のライジングサンのモチーフ。ホントに美味しいところ取りな10分のメドレーでした。

んで正直このメドレー1曲だけで全部って感じにしては、規模が大きすぎるなあという印象。某楽団に所属してたときに公開練習した際、うちらも全曲は披露しなかった。それを鑑みるに、ここで披露してくれたメドレーもその中の1曲でしかなかったんだろうなあと思った。というか思いたかったという感じかも。DVDに収録するのに、この1曲だけじゃって感じだものね。邪推ではないと思いたい。

そんなこんなでキリの良いところで我々だけ退出。濃密な2時間を楽しませてもらいました。最後にまたおねいさんから「さっきのとは別にサインを用意しておきました」みたいな感じで、改めて別のサインの書かれた紙を頂きましたのでした。これで実質いくつだよって感じのサインが。

まあただの紙っぴらなんですがね。

というわけで、新規書き下ろしの素敵なオーケストラメドレーDVDの入った聖剣伝説全曲集は、9月発売だそーです。うちはもうAmazonで予約済み(スクエニショップじゃないのは割引きされてたからですサーセン)。気になる方はぜひぜひ。聖剣CoMのサントラは初のCD化だそうです。

聖剣伝説音楽大全集 | SQUARE ENIX