Zephyr Cradle Diary


2010.11.26 (Fri)

今日は同人CD感想でも書きますかねー。なんとなく気が向いたので。

[CD] 「transit」Einherjar Records

http://www.einherjarrecords.net/ERCD-0003/

夏コミでいただいた、オリジナルのトランスミニアルバム。疾走系なのでBGMとして聞くには非常にもってこいって感じでした。いや最初はもちろんBGMって感じでは聞いてないですけどね。ミニアルバムといいつつ40分くらいあるので全然ミニじゃないと思う。

全体的に曲の表情がころころと変わるので、聞いていて全然飽きないです。1曲目からキラキラしてたりスカーンとしてたり(語彙力には突っ込み禁止)で、ブレイクからがつんと登っていく演出とかも凄く綺麗で、だらだら聞くのが勿体ないような曲。部屋の電気消して目を閉じて聴きたい感じ。この1曲目が一番好きです。

2曲目は重くテンポの速いバスドラでなんかこの曲だけ雰囲気違う。嫌いじゃないけど! 3曲目は途中から一気に入ってくるアルペジオ? が凄く気持ち良くて、まさにstellariumという感じで。この曲を初めとして、全体的に宇宙っぽさが凄くありました。あ、まあこれは完全に主観の宇宙ですが。ぴこぴこ音とスネアが好き。

4曲目は重いリフが入ったりするけれどそれを意識させない音の数で攻めてくる感じ。これも好きだった。ブレイク入るときのハイハットの音が印象的でした。ラストのボス曲はボス曲というだけあって、表情の変化が他の曲よりも深い印象が。それには柔らかい音を出してるピアノが一役買ってるんだろうなーと感じました。ただ盛り上がり、という意味では1曲目の衝撃には勝ててないような気はちょっとありました。でもこの5曲目からまた1曲目にリピートで戻る、という流れは非常にカタルシスでした。

オリジナルのトランスってのも、ええですのう。

[CD] 「Re:alize」BINAL CORD

http://resonant-sound.com/realize.html

M3のときにいただいた、Key系のHRアレンジCD。HRアレンジといっても爆裂系ではなく、どちらかというと原曲重視系。サイトにトラックリストが載っていませんがリトバス、CLANNAD、AIRからの収録。ボーカルが2曲入り。しっとりした曲もアコギやドラムでさっくり拡張されてます。そのあたりは若干爆裂と言えるのかも。

ギターは歪み系とアコギどっちもメインを張っていて、音は全体的に重いというよりは軽め。Alicemagicとか特に軽快ですっきりした感じでとても聞きやすかったです。音使いがどちらかというとMintJamに似た印象がありますけど、もっとロックロックしてるというか、原曲の雰囲気をもっと生かして伸ばしてるのですんなり音が入ってきました。というかマスタリング上手いなあ……。

ギターの音も良いんですが、個人的にはドラムが凄く好きです。ドラムを多少なりとも嗜む身としてはやっぱりドラムに一番耳が行くんですが、聞き所を掴んでいるというか、というかたぶんうちのやりたい方向性と凄くマッチして「いいぞもっとやれ!」って感じの音で良かったです。今度このドラム音源教えてください(

ギターのピッチがときどきずれてそうな印象はあるのですがそこに目を補うだけのアレンジでうちとしてはもう全然おkおkです。いただいたもう1枚のCDもゆっくり聞こうかと思いますでした。

ちなみに一番好きなのは、導入の1曲目(オリジナル)だったりしました。

[CD] 「星屑の還る場所」Forest306

http://f306.stfate.net/c78/

紙ジャケがかっこいいdaさん、ごんだくたーさんたちのCD。毎度おなじみのアコギやピアノ、ハーモニカ、フルートなどの弾き語り形式のアレンジアルバムで、やっぱりときどき葉加瀬太郎やcobaチックなかおりがしたりしてます。相変わらず東方は原曲知らずですが。ほぼフルに生演奏なのではぁはぁ。

一番好きなのは1曲目のH-36。めずらしくもドラムが入ってたり、ウィンドチャイムが入ってたり(重要)で、これまでとどことなく雰囲気というか勢いが変わって中々に聴き応えがありました。普段のノンドラムでは、3曲目がやっぱり泣かせというか、狙ったかのようにハマりました。アコギのアルペジオとえろぴがホントえろえろでまじださんたちのオーラ全開だしこの空気感は生演奏ならではだと思います。楽器が少ないからこその妙、というのを感じます。4曲目も雰囲気としては同じで、こちらは刻みのドラム入り。ただちょっとドラムが単調なので、色っぽいえろぴやフルートの音をちょっと殺してるような印象もあったりはしましたが、好みなのかなあ。

5曲目は躍動的なピアノとカホンのイカスアレンジ。ぴあのじゃっくを彷彿とさせるアレンジで、これまた好きな人は好きなんじゃないかと。6曲目はピアノとアコギのしっとりとした一曲。やっぱりこういう空気感は強いよなあ。表題曲はフルートの一人勝ち。この表情はずるいよなあ。

というところで、相変わらずの安定したださんたちのコンビでした。何といっても、これで店頭委託が300円っていうのはずるいですの。