Zephyr Cradle Diary


2007.05.01 (Tue)

[Game] アルトネリコ2事前考察

ライブで土屋さんがちょっと触れられたのと、で漫画が始まったのとで、色々設定が見えてきたので、考察。

まず一番気になるのは時代な訳ですが、前作の設定資料集を見る限り、「創造詩(メタファリカ)」という単語は何処にも出てきていない。そして世界の名前と思われる「メタファルス」という単語は一応ヒュムノスの年表に「宗主国メタファルス」として書かれているけれど、年号を見ると1900年代なので明らかにアルトネリコ、レーヴァテイル計画以前につき、この時代ではないと判る。

ブレイドで連載開始した漫画の一ページ目には、「大地と空を失って700年、それから400年新緑の大地を待った」的なことが書かれている。これを単純に見れば、「大地と空を失った」という下りは恐らく大惨事グラスノインフェリア。それが3040年。アルトネリコ1の世界は3700年頃なので、そう考えればアルトネリコ2の世界は1の世界から400年後だと考えられる。

緑の大地を生み出す詩とされているメタファリカは、1のエンディングで世界中の人と歌ったファンタズマゴリアではないのかという我が妹の考察も鋭い。確かに、ファンタズマゴリアの歌詞には緑がどうのという下りが数多く見受けられる。400年後の世界でそれが別の伝承となって伝えられるというのは、このアルトネリコの世界では普通にありがち。疑ってかかるべきかもしれない。

漫画や公式サイトで見るアルトネリコの塔の形。1の時のアルトネリコとだいぶ形が異なっている。この塔は良く後から付け足されたりしていたから、それが1の世界以降増築されたり改装されたりしていても不思議ではないはず。

ただ、塔の管理人が「神」として神格化されているのは何なのだろう。この400年間にレーヴァテイルと人間との間に何かあったのはまず間違いない。呪いという名のレーヴァテイルの病気「I.P.D.」が神から与えられた的なことを書かれていたところからも、塔の意味合いが随分と高尚なものに変わっている感じは否めない。

はてさて。

[音楽] TEAM Entertainment Live Act 2007

http://www.team-e.co.jp/hot/070201/

昨日のライブレポ。

ライブ開始前から人がごった返していて、早く来た人から順に入場かと思ったら整理番号順とかファックなことをスタッフがぬかしつつ、会場へ。ライブ会場に人がぎゅうぎゅう詰めになりながら、10分程度遅れて、霜月んの台詞からライブの開幕。ちなみに生でこういう歌姫の方々を見るのは初めてです。

一番手は片霧烈火さんで、「キネマ・イン・ザ・ホール」から4〜5曲程度を披露。途中ゲストで弘田佳孝もベースを持って登場。勿論曲は初めて聞いたのだけど、いやはや、凄く弘田さんっぽい曲調だらけで面白かった。あと片霧さんテンション高い。

二番手は眼鏡っ子、茶太さん。「murmur」から4曲程度を披露。こちらも途中ゲストとしてが登場。下村陽子きたー! ストIIの下村きたー! はい、一人で盛り上がってました。最後に歌ったカニパンマンの歌というのが凄まじかった。茶太さん、こういう歌の方が似合いますよ?

その後は WEB ラジオ「はれちゃった歌種日和」の公開? 出張? 収録。とかくゲストの嵐。 my sound life 、癒月、 love solfege 、真理絵、 Rita の順で登場。正直みんな似たような声なので自分にはちんぷんかんぷんなんですが。真ん中らへんで歌っていた love solfege さんてのが凄まじいコーラスを披露していたので、そこだけは気になった。真理絵さんとやらはガストの次回作「マナケミア」の挿入歌を歌ってました。後半二人はテンション高すぎ。正直ちょっと(ry

ここで10分休憩を挟んで第二部へ。ちなみにここまでで2時間経過。長い、立ちっぱなしなので足痛い。

二部の一番手は霜月はるか。ここまで来れば展開が読めるように、「ティンダーリアの種」から数曲を披露。ゲストとして岩垂徳行がアコギ片手に登場。やはりこの三拍子メインの民族系は良いね、心に響くようで。生ヴァイオリンはあんま上手くなかったけど。

そして二番手は。来たよこれ。新作「カタン」から数曲を披露。この人だけ一人で独特な雰囲気のライブをしていた。ハープとアコーディオンとみとせさんのみという、素敵な小編成。やっぱりこの人は凄いなあ。取り敢えずこの CD は買い。「銀色の道」で相当やられた。アコーディオンの人が超かっこよかった。

そしてお待ちかね、ヒュムノスライブ。みとせさんを司会に進行。ゲストとして主犯、土屋暁が登場。いつしかお経と呼ばれるようになった曲風をライフワークだとまで発言するこの人はやはり狂人だ。

多重録音をどう披露するのかと思ったら、みとせさんと霜月さんと石橋さんの三人でコーラスを披露。ああそりゃ反則だわさ。というわけで一発目は「EXEC_LINCA/.」、続けて「EXEC_RE=NATION/.」。やはりライブで聞くと迫力が違うね。志方さんが居ないからミシャの曲がないのが寂しかったけれど、まあしょうがないですな。なんだかもうエンディングムードになっていたけれど、ここで石橋優子ソロで「そよかぜのうた」。石橋さん、生で聞くと数倍綺麗に聞こえるなあ。それが終わるとみとせさんの「EXEC_SUSPEND/.」。この人はその身体のどこからこんな綺麗な声を出しているのかよく判らない。おかしい。

ここでゲスト、伝承歌劇団の dahna さんの登場。凄いきらびやかな格好してきた。マスク付けてるよ? 自分は買っていなかったので知らなかったけれど、「クレア〜そよかぜの約束〜」の人だそうで。この dahna さんと石橋さんの二人のコラボで「York of love.」の披露。ストーリーを知っている人にとっては感激ものだったそうだけど、自分にはよく判らず悔しい思いを。

そしてラストは観客全員を巻き込んだ「EXEC_RIG=VEDA/.」。全員で「捧げや捧げや〜」って怪しく合唱しました。いやいいね、これ全員で合唱すると気持ちいい。

そして歌い手がみんな袖に下がってしまうけれどそんなことはなく、アンコールへとなだれ込み。まあまさか入場時にファンタズマゴリアの譜面渡しておいてやらないなんていう壮大なブラフはあり得ないよね。んでまあ最後なので登場したゲストとほか今までに舞台に乗らなかったゲストさんも登場。取り敢えずガストの音楽担当の阿知波さんと中河さんも居た。怪しげなマスク付けた伝承歌劇団の人が他にも二人いた。あと、舞台に上がった方々も吃驚してたけど、布施雅英さん(主人公ライナーの声優)も居た。なんか背中に「ばるせると」って書いてある手作りオボンヌTシャツ着てた。やばいこの人ライナーと違っていい人だ。

というわけでアンコールに「EXEC_PHANTASMAGORIA/.」をみんなで大合唱して終わりました。17時開演、22時閉幕。凄まじいライブでした。良かった、行って良かったよ。創作意欲にいろいろ火が点いたもんね!

実に楽しい一日でした。